研究生の管住性ハチ類に関する論文がPLOS ONEに掲載されました!
保全生態学研究室に在籍している今﨑 惟さん(神戸女学院大学大学院人間科学研究科研究生(環境・バイオサイエンス学科卒業生))と、私の前任の教員である遠藤知二神戸女学院大学名誉教授が執筆された管住性ハチ類に関する研究論文が、国際学術誌「PLOS ONE」に掲載されました。
この研究は、管住性ハチ類のアルマンアナバチにおいて、巣内の幼虫の数が減少するブルードリダクション(brood reduction)が、きょうだい同士の共食いによって起こっていることを世界で初めて実証したものです(ちなみに「きょうだい」とひらがなで表記しているのは、兄弟姉妹を含むから)。研究内容の詳細はこちらの解説ページ をご覧下さい。その研究内容のユニークさから、海外の科学雑誌や科学ウェブサイトなどから取材を受けています。
PLOS ONEはオープンアクセスジャーナルですので、どなたでも読むことができます。興味のある人は、ぜひ読んでみて下さい。
DOI:https://doi.org/10.1371/journal.pone.0267958
Imasaki Y, Endo T (2022) Brood reduction caused by sibling cannibalism in Isodontia harmandi (Hymenoptera: Sphecidae), a solitary wasp species building communal brood cells. PLoS ONE 17 (5): e0267958
Comments