甲子園浜のこと

神戸女学院大学から南に5kmほどの距離に、甲子園浜という砂浜の海岸が広がっています。休日はウィンドサーフィンや渚で遊ぶ家族連れで賑わうレジャースポットです。

自然環境の保全のためには、川や森の生態系のことだけでなく、海洋生態系とのつながりについても知る必要があります。そこで、まずは近くの甲子園浜をフィールドに、砂浜やコンクリート岸壁などで生物相がどのくらい異なるかを調べたりしはじめています。

◎岸辺の岩場でフナムシをエサに釣りをしてみたところ、チチブが釣れました。というか、何度やってもチチブばかりが釣れました。チチブは、内湾や汽水域でよくみられるハゼの仲間の魚です。以前に近縁のヌマチチブについて琵琶湖で調べていたのですが（詳しくは、PublicationsのTakahashi (2008)も参照のこと）、生きているチチブを見るのは初めてだったので、少し嬉しかったです。