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外来種の問題はムズカシイ

TV番組などで取り上げられる機会が増えたこともあり、最近は外来種に関心を持つ学生が多くなりました。私も「環境保護論」などの授業で、外来種問題の現状と対策について説明しているのですが、知らないうちに他地域から外来種を連れてきてしまい、在来生態系に被害を与えてしまう等々、中々にやっかいな環境問題の一つといえます。


外来種問題の解決のためには、まずはどんな生物が外来種なのかを、よく知ることからはじめる必要があると思います。


◎神戸女学院大学のキャンパス内にも外来種が生息しており、在来種への影響が懸念されています。これはゼミ生が撮影したアライグマです。北米原産の国外外来種で、かわいい見た目に反して気が荒いこともあり、ペットとして飼育していたものを野外に放したり、逃げ出して分布が拡大したと考えられています。雑食性で、在来の両生類や鳥類を捕食するなどの被害を与えています。学生と一緒にセンサーカメラなどを使用して、キャンパス内のアライグマの個体数や分布パターン、タヌキなどの在来ほ乳類への影響を調べてみようと考えています。


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